働きたいけど自力では難しい、ブランクが長いので就労支援を受けたい、といった悩みを持つ障害者は少なくありません。
就労支援事業は国が積極的に後押ししていますが、事業者は民間です。
そのため、各施設によって、サービス内容が大きく異なります。
そこで、自分に合った施設を見つけるために、就労支援施設のチラシをチェックしてみましょう。
ここでは、チラシのチェックポイント、注意点などについて説明していきます。
無理なく通えることが大前提
どんなに魅力的な就労支援施設であっても、無理なく通えなければ継続的な就労は困難です。
移動時間が長ければ長いほど、途中で挫折する人が増えてきます。
そこで、自宅からの距離と時間を、チラシでチェックしておきましょう。
たとえば、主要駅から徒歩5分以内の範囲であれば無理なく通えるはずです。
不動産業界の基準では、徒歩1分を80mとしています。
徒歩5分は400m、徒歩3分なら240mになります。
実際に上記の距離を歩いてみて、無理のない距離か判断してください。
作業内容から適性を判断
就労支援事業所はそれぞれ作業内容が異なります。
また、コンセプトにも違いがあるので、自身の適性を考慮しながら選びましょう。
たとえば、パソコン作業に特化した事業所の場合、データ入力やプログラミング、WEBデザインなどを学べます。
自分の得意なこと、興味のあることを選ぶのが、楽しく作業を続けるコツです。
作業時間は適切かどうか
障害のある方は長時間の就労が困難であることが多く、8時間以上の就労は容易ではないでしょう。
作業時間は就労支援のタイプによっても異なり、就労継続支援A型の場合は1日4~8時間程度です。
これは一般企業の半日~フルタイム勤務に近いものです。
A型は雇用契約を結ぶことから、作業時間が長くなっています。
これに対して就労継続支援B型は、空き時間や好きな時間を利用して働けるのが特徴です。
こちらはA型より作業時間が短く、4時間未満に抑えられている傾向があります。
いずれにしても就労支援事業所のチラシをチェックする際は、作業時間と休憩時間、そして自分が無理なく働けるかどうか熟慮してください。
月額の工賃を確認する
就労移行支援の場合は、原則として収入はありません。
収入を得られるのは、就労継続支援A型・B型に限定されます。
平均月収はA型が8~9万円ほど、B型が2万円ほどとなっています。
就労継続支援は収入を得ることよりも、就業スキルを身につける側面が強いですが、収入が多ければ多いほどモチベーションが上がるのも事実です。
継続的な就労のためには、平均月収は決して無視できません。
チラシは施設の顔です
就労支援施設のチラシを見れば、その施設の性格が見えてきます。
「ホームページは施設の顔」と言われますが、これはチラシにも言えることです。
写真をふんだんに使用しているチラシなら、施設内の雰囲気をイメージしやすいです。
また定員数が少なければ、アットホームな空間が形成されます。
人間関係や上下関係のない環境で働きたい方は、新規オープンの就労支援施設の利用をおすすめします。
人間関係をゼロから構築でき、しがらみや派閥などが存在しないので気楽に働けるでしょう。
まとめ
就労支援を利用する方は、チラシで施設選びをしましょう。
チラシには施設の色や性格が表れるものです。
また、移動時間や作業内容、作業時間、月額工賃などの情報もわかります。
就労支援施設選びで失敗する方に多いのが、いざ利用を開始してから「こんなはずじゃなかった」というもの。
チラシを細部までチェックしておけば、こうしたトラブルの多くは未然に防げるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
