就労支援は障害者が健全な社会生活を送れるようにサポートする制度です。
実際に就労支援を利用した人からは、さまざまな意見が寄せられています。
この記事では、就労支援を利用する意義について利用者目線で解説していきます。
就労支援を通して人との関わりに慣れる
就労支援の利用者の多くが抱える悩みが、自分に自信を持てないことです。
特に「人とうまく会話する自信がない」「人と何かをするのが怖い」という声が多く、就職活動を躊躇させています。
障害者の中には実際に一般企業の求人に応募する方もいますが、就労継続が難しい現実があります。
現実の壁に打ちのめされてしまうのです。
そこで役立つのが就労支援施設です。
ここでは、同様の悩みを抱えた障害者たちと過ごすことになるため、良い意味で刺激を受けられます。
就労支援施設ではマイペースで作業を進められるので、急かされる心配がありません。
これが心の余裕につながり、自信や自尊心の確立に貢献します。
自分に合った作業を見つけることが大事
就労支援施設で知識やスキルを高めるためには、自分の得意分野を見つけることが何より大切です。
軽作業が得意な人もいれば、清掃作業が向いている人もいます。
また、パソコンのデータ入力で、人並み以上のスキルを発揮する人もいます。
自分の好きな仕事、得意な仕事を選べば、必然的にやる気の向上につながるでしょう。
「自分はできる」と強く認識することが、障害者の社会復帰を成功させるうえでの要です。
施設のスタッフとの相性をチェック
障害者の多くは、自分一人で悩み続けています。
求職活動も一人で行うという人が多いですが、孤独はすべての障害となります。
就労支援施設を利用するメリットは、施設のスタッフが具体的なアドバイスや支援をしてくれることです。
「無理をしないで」「焦らないように」「あくまでマイペースで」といった何気ない言葉をかけてもらうだけで、心が落ちつくものです。
これから就労支援施設の利用を考えている方は、施設のスタッフとの相性を見極めておきましょう。
企業実習に参加してみる
自分が実際に働いている状況をシミュレーションするには、企業実習に参加するのが一番です。
企業実習を通して、自分は本当に働きたいのかが明確になります。
企業実習に対応している企業の多くは、障害者に対する理解があります。
会社から無理を押し付けられることなく、マイペースで働ける職場が多いのです。
実習先の選定については、施設のスタッフとよく相談したうえで絞っていきましょう。
面接練習やビジネスマナー講座など
就労支援施設では、面接練習やビジネスマナー講座なども行っています。
模擬面接を繰り返すことで、本番で緊張しないメンタルを確立できます。
また、面接を通して、自分の欠点にも気付けるでしょう。
すぐに沈黙する癖がある、うまく笑顔が出せない、面接官に失礼な言動をしてしまうなど。
こうした欠点を事前に知っておけば、面接前に直すことが可能です。
ビジネスマナー講座は、ビジネスの現場で周囲に不快感を与えないよう、言葉遣いや振る舞い、マナーなどを学んでいきます。
特に営業・接客の職種を希望する方は、受けておくメリットが大きいです。
まとめ
就労支援を活用することで、就労に必要な知識とスキルを総合的に身につけられます。
対人スキルの向上、適職の発見、自信の確立など。
さらに、就職に先立って企業実習や面接対策など、自分の欠点を知り、補うための総合支援を受けられます。
「働きたいけど気おくれする」と悩んでいる方こそ、就労支援を活用してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
